胃カメラ検査
胃カメラ検査
上部消化管内視鏡検査とは、一般に「胃カメラ」と呼ばれている検査のことで、胃がんの早期発見のほか、食道がん、十二指腸がん、逆流性食道炎、胃・十二指腸潰瘍などの様々な病気を診断することができます。口や鼻から先端にCCD(電荷結合素子)カメラが搭載された内視鏡を挿入し、上部消化管(食道・胃・十二指腸)を直接観察できるため、X線検査に比べて微小な病変の発見に優れています。
胃内視鏡検査は辛くてこわい検査というイメージを持たれる方が多いのも事実ですが、現在は、医療技術や内視鏡機器が進歩し、苦痛を和らげる色々な選択肢があります。当院では、苦痛なく安心して内視鏡検査を受けていただけるよう工夫をしておりますので、お気軽にご相談ください。
ご希望によって、少量の鎮静剤(静脈麻酔)にて眠ったまま検査を受けることも可能です。この鎮静剤を用いた内視鏡検査には、2つの大きなメリットがあります。
まず、「苦痛が限りなく少ない」ということです。胃内視鏡検査では体質などにより嘔吐反射や咳などで苦しんでしまう方もいらっしゃいますが、眠っている状態で検査を行うため、このような苦痛を感じることなく終了します。嘔吐反射が強い患者さんにとって大きなメリットといえます。
鎮静薬の使用は検査を実施する内視鏡医にとっても大きなメリットがあります。鎮静剤の使用により、喉や身体の力が抜けることで、内視鏡の挿入や消化管の観察自体をスムーズに行うことができるため、検査の質の向上につながります。
当院ではAI内視鏡を導入しています。AI内視鏡では、検査時にがんの疑いがある領域をリアルタイムに検出することができます。
国内でのがんによる死亡者数の中で、最も多い部位が消化管(上部・下部)です。中でも死亡者数の多い胃がんと大腸がんは、早期発見できれば、低侵襲治療での根治や高い生存率を期待できます。内視鏡検査はがんを早期発見できる唯一の手段であるものの、早期がんの見逃しは、一定の割合で発生しています。特に早期胃がんは萎縮性胃炎などを背景に発生することが多く、発見が困難な場合も多いです。そこで「がんの見逃し」防止の精度をより向上させるために開発されたのが「内視鏡画像診断支援AI(人工知能)」です。AIを使った画像認識機能により、高い精度で病変部を検出することができます。もちろん検査自体は医師が行いますが、検査中にAIがリアルタイムでがんの疑いがある領域を教えてくれるという仕組みです。医師の目とAIで二重にチェックすることで、病変の検出精度をより高めることができるのです。
胃内視鏡検査をご希望の場合、事前に外来を受診していただき、診察ののちに予約をします。
夕食は軽めに済ませてください。
夜12時以降は完全に絶食です。
水、お茶、スポーツドリンクは夜間も摂取可能です。
水、お茶、スポーツドリンクは摂取可能です。
常用されているお薬は検査予約時の指示通りに服用してください。
検査時間の15分程度前に御来院ください。
鼻・口の前処置の後、内視鏡室で横になっていただきます。
鎮静剤を注射しリラックスした状態で検査を受けていただきます(鎮静剤を希望されない場合、注射はありません)。
※検査時間:10~15分程度
検査終了後はリカバリールームで休憩いただき、その後、医師より検査結果について説明があります(鎮静剤を使用しない場合はリカバリールームでの休憩は必要ありません)。
鎮静剤を使用した場合、車等の運転はできませんのでご注意ください。
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